大阪市は令和8年度第2回(第19回) 大阪市大規模事業リスク管理会議を令和8年8月18日開催しましたその際にまた残念なことが阪急淡路駅高架化事業に関して判明したようですので見てみたいと思います
そもそも阪急淡路駅高架化事業問題とは
東淀川区の阪急京都線と千里線約7.1kmを高架化する事業で、17の踏切をなくし、淡路駅など4駅を高架にします。工事費は2681億円以上に膨張、工期も当初2013年度から大幅にずれ込みそうなことが予想されていることで毎度問題となっており、一部の方には淡路のサクラダファミリアと揶揄されることもしばしばな物件です
今回発表されたことにおいて
下記は大阪府が発表した情報に関して簡単にようやくしたものとなります
📈 1. 事業費の増額について
- 現計画: 2,326億円
- 前回報告(R8.1): 約249億円の増額
- 今回報告(R8.8): 約355億円の増額(変更後の総事業費は 約2,681億円 の見通し)
- 主な増額理由:
- 物価高騰: 254億円(令和2年〜8年までの物価上昇)
- 積算基準の改定等: 51億円(一般管理費率・現場管理費率・鉄筋工の改定など)
- 安全対策の強化・工期延伸に伴う影響: 21億円(交通誘導員・作業指揮者・列車監視員の増員、借地用地の継続使用など)
- 施工方法の見直し: 18億円(工事用地内へのタワークレーン・仮設ステージ設置など)
- 地中障害物の発現: 11億円(コンクリート基礎構造物の撤去など)
⏳ 2. 事業期間の延伸について
- 現計画: 令和13年度完了予定(高架切替:令和10年度予定)
- 今回見通し: 令和18年度完了予定(高架切替:令和15年度予定)
- 延伸期間: 約5年(60か月)の延伸
- 主な延伸理由:
- 安全性を考慮した施工方法の見直し(34か月): 新幹線交差部の橋梁架設方法や、下新庄駅付近の交通影響に配慮した施工計画への見直し
- 働き方改革等による影響(20か月): 時間外労働の罰則付き上限規制導入に伴う週休2日(4週8閉所)の導入、および猛暑日(暑さ指数31以上)を不稼働とした工期設定の導入
- 追加工事の実施(6か月): 地中障害物の撤去等に伴う影響
⚠️ 3. さらなる想定リスク(今後の懸念点)
- 物価上昇の継続: 直近5年の上昇率(7%/年)が事業完了まで続いた場合、+263億円の影響額が見込まれるため引き続き注視。
- 国費配分の不足: 国費配分が不足した場合の市単独費への影響(+43億円想定)に対し、引き続き要望活動や阪急電鉄との協議を行う。
- 地中障害物・積算基準の改定: ささらなる障害物の発生(+12億円)や基準改定(+22億円)の可能性に備え、リスク管理を継続。
🔍 2. 資料の内容に関する解説(Q&A)
資料内の専門的な項目や、なぜこのような事態になっているのかという背景を分かりやすく解説します。
Q1. なぜ「物価高騰」だけで254億円もの増額になるのですか?
A. 2006年度(H18)を基準として工事費を計算していますが、近年、建設資材や労務費(人件費)が急激に上昇しています。特に直近5年間(令和3年〜8年)は毎年7%ペースで物価が上昇しており、当初の想定(年4%の上昇)を大きく上回ったため、これまでの計画分との差額が大幅な増額となっています。
Q2. 「働き方改革」がなぜ工期の遅延につながるのですか?
A. 建設業でも「週休2日」や「長時間労働の是正」が義務化されたためです。
- 工期の制約: 法律に基づき、現場を週休2日にする必要があります(4週8閉所)。
- 環境への配慮: 危険な猛暑日(暑さ指数31以上)は作業をストップする工期設定が導入されました。 これらにより、以前と同じ人員・同じ場所で作業していても、作業可能な日数が減るため、完了までに合計で20か月(約1年8か月)の猶予が必要となりました。
Q3. 「新幹線交差部」の工事が特に大変そうなのですが、何が起きているのですか?
A. 日本の大動脈である東海道新幹線と交差するため、非常に高度で慎重な作業が求められます。他の区間よりも「作業スペースが狭い」「橋を架けるための支柱(ベント)が大量に必要」「送出し・降下作業の難易度が高い」といった特殊な条件があり、実績を踏まえて施工計画を綿密に練り直した結果、24か月(2年)の工期延伸が必要という判断になりました。
Q4. 今後、さらにリスクが増える可能性はありますか?
A. はい、あります。資料では以下の3点を注意すべき「さらなるリスク」として挙げています。
- 物価上昇の継続: 現在の物価上昇(年7%)がこの先も続けば、さらに約263億円の増額リスクがあります。
- 積算基準の改定: 今後も建設業界の標準単価などが変われば、さらに約22億円の増額が見込まれます。
- 地中障害物: 未施工の区間で、これまでと同様に想定外の古いコンクリート基礎などが見つかる可能性があり、約12億円のリスクを考慮しています。
Q5. 工期が遅れる中で、何か良いニュースはありますか?
A. 高架化が完成するまでの期間を活用し、完成済みの高架下空間を有効活用する取り組みが検討されています。淡路駅周辺の「放置自転車問題」を解決するため、暫定的に駐輪場を整備する計画などが進められており、地域課題の解消に向けた動きもあります。
参考文献https://www.city.osaka.lg.jp/shiseikaikakushitsu/cmsfiles/contents/0000426/426201/1902_hankyu.pdf
さて
ますますですがフルマルーンたちが新しい淡路駅への入線がますます難しくなってきてしまっていますね…果たしてフルマルはいつまで見れるのでしょうか?

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